酸素のような人



ベルリン映画祭の会見で「俳優ではございません」「日本では歌って踊って、5人でグループとして活動しています」と堂々と言ってのけた日から、ずっと、その言葉を頼りに年々遠く小さくなる後ろ姿を見失わないよう必死に追いかけてきた。つもり。



2016年3月4日、日本アカデミー賞授賞式。少し上擦った声で珍しく素直な気持ちを言葉にしてくれた日。全身から「嬉しい!」を溢れ出させている、10年前とはまた違った姿のあなたを「よ゙がっ゙だね゙え゙え゙え゙え゙え゙」と思いっ切り抱きしめたい気持ちに駆られながら、10年前の会見時と同じく画面の前で両手を強く握り嗚咽を漏らしながら嬉し泣きした日。何かがようやく報われたような気がした。



後に「どんな賞も、自分のためにじゃなくてファンの人たちやスタッフ、事務所の人たち、自分を支えてくれる人たちのために欲しい 」と(きっとドヤ顔で)語る姿に「まったくあなたって人は…!もう十分すぎるくらい色んなものもらってるよ…!!」って呆れながらも、こそばゆいような、あったかいような、何とも言えない気持ちになって「もうほんとそういうところが好きーーーー!!!!!」と心の中でもう何億回目かも分からない告白を叫んで、もうこれ以上ついてくんな!!って言われても地の果まででも絶対絶対ついていってやるからな…!!と決意を新たにした。じゃあ先に地の果まで行って安全確認してきてよ、なんて言われそうだけど。




そんな、素直じゃなくて面倒くさくて偏屈だけど誰よりも空気に敏感で言葉選びが上手で繊細で男らしくて仲間想いで熱くて努力家なんて日本語では言い表せないくらい努力を惜しまない我が国が誇る天才アイドルであるあなたは、絶望の淵に勝手に立っていた私を救ってくれた人、真っ暗闇の中に希望の光を灯してくれた人、それからずっと、日々私の中の「一番」を更新していく人。もう私にとっては酸素のように、いるのが当たり前でいなくちゃ生けていけない人、なくてはならない人です。きっと一生かかってもあなたが生まれたことに感謝しきれないけれど、今年も言わせてください。にのみやさん、お誕生日おめでとう!!


「今日も嵐でいられたことに感謝する」と言うあなたに「今日も嵐でいてくれてありがとう」と感謝出来る日々が永遠に続きますように!!100歳まで長生きしてね!!!まずは禁煙外来へ…!!!